2006年10月26日

アブサンってなんだっ。

absinthe.jpg料理王国9月号はシャンパーニュの特集だったわけですが、
その中の見開き2ページの特集で、
「第9回アブサンフェスティバル」訪問記という怪しげなタイトルのものがあります。笑

アブサン、聞いたことないという人のほうが多いですよね。
お酒の名前です。

「 absinthe 」フランス語です。
ヨーロッパを代表するスピリッツの一つ。
ニガヨモギを主成分とするハーブ系のリキュールです。
アルコール度が高く、一般的には60%以上はあるようです。
水を加えると白濁するというのも特徴といえば特徴。
水や氷で割ったり、シロップを加えたり。
専用のスプーンに角砂糖を乗せてグラスの上において、
アブサンを上から注いで角砂糖を溶かすようなものもあります。

実はこのお酒、ついこないだまで入手不可能でした。
製造禁止のお酒だったんです。

ニガヨモギに含まれる香味成分、ツヨン。
これに幻覚作用などの向精神作用があるということがわかり、
1915年にアブサンの製造、流通、販売が禁止されました。
なんとも恐ろしい、、、。

Absinthe-Collection.jpg実はもともとはスイスで薬として用いられていた飲み物だったんですが、
その魅惑的な味や香りで多くの人を惹き付け、愛飲されました。
19世紀フランスの芸術家には特に、作品の題材としても使われた背景があります。

さて、そんな物騒なイメージのお酒がなんで今更特集組まれるんでしょうか。
これが2005年には解禁され、流通するようになったからなんですね。
1981年、WHOがツヨン残存許容量を10ppm以下なら承認としたことがきっかけ。
こうして90年のときを経て、アブサンが再び愛されるようになったというわけです。

といっても、日本の「どぶろく」のように、
自家製の醸造家もやはり多くいたそうな。
魅惑的なお酒はどこの国の人も目がないんですね。

さて、アブサンが禁止されてから生まれたハーブのリキュールもあります。
というか、今となってはこっちの方が一般的。
パスティスというお酒。
フランス語で「se pastiser = 似せる」が語源のこのお酒は、
ニガヨモギの代わりにアニスを中心として十数種のハーブを配合して造られます。
エドガードガ 副題 アブサン.jpg「ペルノー」や「リカール」などのリキュールがその代表。
日本でもカクテルに使ったりお菓子に使ったり、
もちろん料理に使ったりと、よく見かけるものです。
甘口ですがアニスの個性的な香りが、やっぱり人々を魅了するお酒。
違いといえば、ほのかに緑色のアブサンに対して、パスティスは琥珀色。
でも、水で白濁するのはどちらも同じですね。

私もちょっと個性の強いリキュールをかっこよく飲みたいものです。
なかなか、、、難しい個性ですけど。笑
今日はちょっと気になっていたアブサンについて、簡単にご説明してみました。
さくっと、これくらいで♪
posted by koji at 16:43| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | お酒のお話 色々集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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