2006年02月01日

お箸のおはなし

箸文化.jpg今日はパーティーがあったんですが、
あいにくの雨で大変でした。
でも、パーティー自体はご好評頂けましたし、
スムーズに進んでよかったです♪

今日は私たち日本人が常日頃使っている、
お箸についてのおはなし。
何の意識もなく使っていますが、
その歴史について興味が沸いたので調べてみました。

調べようと思ったきっかけは、とある雑誌のコラム。
ヨーロッパには、鍋料理、というのがあんまりない、
という内容からなんです。
鍋と言えば、日本をはじめ、アジアではポピュラーな食事。
この時期には欠かせない料理と言えますが、
ワイワイ囲んでみんなでお箸でつつくものですよね。

そうなんです。
ヨーロッパは、ナイフフォークだから、鍋がないんですねっ。
ナイフフォークじゃ鍋はムリです。。。
金属だと熱そうですしね。
この気付きは私にはけっこうグッとくるものでした。

というわけで、今日はお箸の歴史についてです♪
そもそもお箸の歴史はいつから始まったんでしょうか。

世界最古のお箸が発見されています。
場所は中国。
今から約3600年前に黄河流域に発生した殷虚から、
祖先の霊や神に食物を供える礼器として青銅の二本箸が発掘されました。
文化としては、中国大陸の中原地域(華北平野一帯)で誕生した漢の文化です。
稲作文化と一緒になって、東アジア全域に広がりました。
地域や民族によって、普及のしかたは様々なようですが、
お米を食べることとは切り離せないんですね。

では、日本に伝わったのは?

日本のお箸の歴史は、
弥生末期3世紀、ハレの神事儀礼の中で、
手によるけがれが付かないように神様に食物を供える祭器として誕生したのが始まり。
でもこれは、日本独自のお箸で、今のお箸のように二本で一組ではなく、
「折箸」という、細く削った一本の竹をピンセットのように折り曲げた形でした。
しかも、この形のお箸は、
今も天皇の重要な神事の新嘗祭、大嘗祭にはこの竹折箸が使われています!

二本一組のお箸が登場するのは、5世紀。
伊勢神宮や出雲大社など伝統ある古社の神に供えることを目的にした神箸として登場。
現在の箸の原形となりますが、
まだまだ一般人が食事で使うものではありませんでした。

お箸が日本で初めて一般の食事に使われたのは7世紀の初めです。
その発起人となったのは、なんと聖徳太子なんですよ〜。

聖徳太子といえば、中国(随)に使節を送った人として有名。
そのとき、使節団は王朝の人々に歓迎を受けたのですが、
王朝の人たちが箸を使って食事をしているのを見て大変驚いたそうです。
この頃の日本はまだ、手食文化。。。。
日本に戻った使節からこの報告を受けた聖徳太子も驚きました。
そして、今度中国の使節を日本に招待する時のために、
大急ぎで箸を使った食事の作法を朝廷の人に習わせたんですね〜。
ここから、日本で食事に箸を使う風習が始まった、というわけです。

なるほどなるほど。
意外な始まり方ですよね!聖徳太子が火付け役とは。

さてさて、最近ではヨーロッパでもお箸は特にめずらしいものじゃなくなってきました。
日本人がナイフフォークを使えるのと同じように、
欧米でもお箸を使えることが、一つのステイタスとなってきているようです。
日本食のブームも手伝ってなんでしょうけれど、
「つまむ、挟む、支える、運ぶ、ほぐす、切る、混ぜる、裂く、くるむ、乗せる・・・」など、
その万能ぶりが支持されているのかもしれませんね!
ただ、反面、日本でのお箸のマナーが乱れてきているという事実も、
なきにしもあらず、という感じなんですが。。。

私たち、出張パーティー・ケータリングのアミューズでは、
パーティーで使う食器にお箸もご用意しています。
フォークだと確かに洋風のパーティーにはナチュラルに合いますが、
やっぱり普段使うお箸のほうが断然食べやすいですし、
食べやすい方が、結果的にパーティーも盛り上がるものです。
使い捨ての割り箸だと安っぽくなってしまうので、
使い捨てではない、黒いお箸をご用意しています。
お客様も、割り箸はよく見かけるそうですが、
使い捨てでないお箸でパーティーというのはめずらしいのか、
かなりご好評頂いています♪

今日は私としてもかなり調べておもしろかったです。
身近だけど、調べてみてよかったということがあると嬉しいですね。
今日はこれくらいで☆


グルメランキングです。
posted by koji at 23:59| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お箸に歴史あり、ですね。
聖徳太子ってすごい!でも言い換えてみれば流行りもの好きのミーハーだったってことでしょうか(笑)
なんだか親しみが湧いてしまいます。

お箸の使い方は仕事柄気を使います。食べるシーンでお箸の使い方が悪いと、年配の方はそこにばかり目がいってしまいますから。

それにしてもやっぱり中国ってすごいですね。日本はなんでも中国のものを真似して今があるんですから、もう少し仲良くしてほしいものです。
Posted by えり子 at 2006年02月04日 08:57
えり子さんコメントありがとうございます♪
確かに流行り物好きかもしれません。笑
でも、世界中の文化もが伝わるのって、
そういうものなのかもしれませんね〜。

お箸の使い方・マナーって知らないだけでかなりありますよね。
私も気をつけてはいますが、なかなか。。。
むずかしいです。
Posted by koji at 2006年02月07日 09:05
聖徳太子ですか〜 毎度勉強になります(メモメモ・・

言われてみれば世界ではいろいろな文化がありますね〜

慣れてると箸の方が便利だと思いますが、フォークを使う人はそうは思わないのかも知れませんね。






Posted by dance at 2006年02月14日 19:49
danceさんコメントありがとうございます♪
ずーっとナイフフォークだったらやっぱりナイフフォークなんでしょうね。
でも、今は欧米でも8割近い人がお箸を使えるという話も聞いたことが。。。
文化の交流が進んでるんですね。
Posted by koji at 2006年02月14日 20:06
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/12621225

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。