2006年08月08日

カルパッチョは画家の名前??

カルパッチョ.jpg最近すごく早起きです。
5時起きで色々やっております。。。
うーん、そろそろおねむの時間です。笑

7月号料理王国の特集は日本のイタリア料理100年史でした。
イタリアンがブームになって10年20年はたっているかもしれませんが、
日本に初めてやってきたのはもうそんなに前のはなしだったんですね。
日本とイタリアの交流の歴史まで紹介していて、
かなりページ数もアップされた特大号になっています。
料理だけじゃなくて歴史上の話も面白い内容です。

さて、今日はイタリアンの料理の中で、
今ではすっかり市民権を得た料理についてのおはなしです。
カルパッチョ、皆さん色々食べたことがあるんじゃないでしょうか。

肉や魚を薄く薄くスライスして皿に並べ、
ソースやドレッシング、チーズをスライスしたり、
オリーブオイルやレモン果汁をかけたり。
とにかく薄くスライスされている料理ですよね。
主に加熱されたものではなく、生のものを使っていることが多いようです。
最近では魚介を使ったもののほうが、
イメージがあるかもしれませんね。

カルパッチョなんて、初めて聞いたときにはなんて変な名前なんだろうと思いました。笑
今日はその料理法もですが、
料理の歴史にも焦点を当てたいと思います。

実はカルパッチョは本来、生の牛ヒレ肉を薄くスライスし、
マヨネーズとマスタードを混ぜた白いソースを網の目状にかけた料理、
のことだけを意味して使っていました。
ちょっと驚かれるかもしれませんが、
魚介類は本来カルパッチョの定義には含まれなかったんですね。

これには理由があって、
カルパッチョの名前の由来までおはなししないといけません。
カルパッチョ、という言葉は実は人の名前なんです。
変な名前だなんて言って、とんだ無礼を働いてしまいました。汗

ヴィットレー・カルパッチョ。
ヴェネチア生まれの画家です。
1460〜1526年、初期ルネサンス・ヴェネチア派を代表する。そうです。笑
なぜここでルネサンス期の有名な画家が料理の名前になるのでしょうか。
カルパッチョが世に生まれたのは1950年と言われています。

カルパッチョを生み出したのは、
同じくヴェネチアのハーリズ・バーという有名なお店。
そのいきさつを簡単におはなししましょう。

ある日お店にとても美しい女性の常連のお客様がやってきて、
食事制限で調理されたお肉を控えるように言われたとおっしゃった。
それを聞いた店主は、それでもなんとか食べられる肉料理はないかと考えた。
そこで出てきたのが牛ヒレ肉のスライスに白いソースが網の目状にかかった一品。
女性客にこの料理の名前は?と聞かれ、
店主はすぐさま、
ずっと以前からある料理名かのように「ビーフ・カルパッチョ」と応えた。

実はこの頃ヴェネチアでは赤と白を基調としたヴィットーレ・カルパッチョの絵に、
人々は魅了され、敬意を示していました。
ヴェネチア派の絵画が再評価されていたんですね。
多くのヴェネチアの人々同様に、ハーリズ・バーの店主もドゥカーレ宮殿を訪れ、
ヴィットーレ・カルパッチョの絵に感動していました。

まだ名前もなかったその新しい料理に、
生の牛ヒレ肉の赤色と、マヨネーズとマスタードの白いソースから連想した、
「カルパッチョ」の名前を冠したんですね。
要するに、赤と白の彩りが由来!なんです!
なんだか説明がダラダラと長くなっちゃいましたね。笑

せっかくなので、ヴィットーレ・カルパッチョの絵もご紹介しておきましょう。
サルヴァスタイル美術館 カルパッチョ

なんだか勢いで名づけられた割には、広く人々に愛される料理となりました。
ナイスセンスですね。笑

生の牛肉を使うということで、
モモ肉やランプ肉を使うこともあります。
ヒレを使ったほうが確かに贅沢ですが、、、
ただやっぱり生のお肉はちょっと消化に悪いので量は控えめに。
エクストラヴァージンオリーブオイル、塩コショウ、レモン、パルミジャーノ。
マヨネーズベースのソースもいいですが、
シンプルに素材を味わうのも美味しい食べ方です。
バルサミコをかけたりするのもメジャーでしょうか。

最近のカルパッチョのヴァリエーションの多さには、
実は和食のお刺身が影響していると言われています。
世界的な和食ブーム、スシ、サシミブームにより、
魚を生で食べることが広がりました。
魚介のカルパッチョが登場したのはそういう影響があるようですね。
また、カツオのタタキをアレンジするような形で、
カルパッチョとする創作料理も多いと思います。

どちらにしろ、素材の良さがなきゃおいしくもなんともない料理法です。
少し酸味の利いたソースがさっぱりとして私は好きです♪
生食文化のある日本で親しみやすいのもうなずけますね。

今日はカルパッチョの歴史ばかりになってしまいましたが、
ひとまずご紹介です。
こんな素材をカルパッチョにしたらおいしかった!
なんてのがあったら皆さん教えてくださいね。
それでは今日はこれくらいで!
posted by koji at 21:01| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(2) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カルパッチョ・・・。
子供がいると、なかなかそんな”こじゃれた”ものを忘れていましたが(笑)、
今時期さっぱりとイイですね♪
お盆休み辺りに作ってみようかな?

ベジフル検定、無事終了しました。
アホみたいな設問もありましたが(笑)、
帰りの地下鉄で答え合わせしてると意外な設問を間違えてたり・・。
でも、ま〜なんとかイケてますかね?

ところで調理師の件、メールというのは
この書き込みのことですか?
それともこの掲示板のどこかにアドがあるのかな?
Posted by ミニー at 2006年08月09日 11:19
ミニーさん、検定ご苦労様でした。
アホな設問は確かにありましたね。笑
とりあえず結果が返ってくるまで1月以上あるので、、、
私のもとにもまだ届きません。汗

そういえば私のメアドをまったく記載していないですねこのブログ・・・
今頃気付きました。
koji0824@kcn.ne.jp
宛てに送って頂ければ幸いです。
プロフィールのページでも設けようと思います。汗
Posted by koji at 2006年08月09日 18:33
そういえば、はじめて「カルパッチョ」という文字をメニューに見たとき、お店の方の答えは「生の牛肉を薄くスライスして・・・」という説明だった気がします。
魚もエントリーされたのが和食の影響だとしたらとっても誇らしい話ですね。

歳とともに、和食のおいしさ、すごさがわかってきました。
Posted by えり子 at 2006年08月11日 09:06
えり子さん、こんばんは!
魚は全世界的に日本食の影響が広まっていますよ!
栄養面や健康面でも日本食のバランスの良さは認められつつあります。
その割には日本が欧米化してしまってバランスを崩しているという悲しい事実もありますが。。。
日本酒のよさもまた、世界で高い評価を得ていますし、
私たち日本人がもっと自信をもって日本食を大事にしたいですね!
Posted by koji at 2006年08月11日 23:10
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

tqznm
Excerpt: たまに来ますのでよろしくお願いします。
Weblog: tqznm
Tracked: 2006-10-25 12:20

qpjwp
Excerpt: たまに来ますのでよろしくお願いします。
Weblog: qpjwp
Tracked: 2006-10-26 00:13
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。