2005年03月10日

どぶろく!

焼酎ブームです。
と言われだしてから、もう耳に久しくなったでしょうか。
最近はやや落ち着いてきた感じがありますね。

同時に日本酒がどんどん下り坂になっている、
というお話もよく聞きます。
事実2003年には53年ぶりに、
焼酎の出荷量が日本酒の出荷量を上回るという出来事がありました。

この背景にあるのは90年代。
日本酒はモノづくりの精神と高品質を追求して、
どんどん高級化していったのに対し、
焼酎はほぼそのままのコストで品質の向上に努め、
飲み口の良さやボトルのデザインなどで女性のニーズを獲得していきました。

しかし、去年や今年になったあたりから、
各グルメ雑誌ではよく日本酒の特集をよく目にするようになりました。
中でも「日本酒の生き残りを賭けた〜〜〜」というような言葉がよく登場します。

特集で多いのは高級日本酒のテイスティング、ではなくて、
食中酒として飲める普通の日本酒の特集です。

低価格でも魅力的な日本酒はたくさんあるよ。
というような記事の内容ですが、
それでもそれぞれの蔵元のすばらしさが伝わってきます。

「dancyu」の三月号に「どぶろく」の記事が載っています。
「どぶろく」。ご存知の方も多くいらっしゃるかと思います。

このお酒、この数年前までは密造酒でした。
日本酒と似た工程で作られるのですが、もっと簡素な作り方でろ過もしないため、
一昔前では地方の家庭でこっそり作られていたというもの。
蔵元で作る「濁り酒」とはまた区別されるようです。

2003年度にできたいわゆる「どぶろく特区」の制度によって、製造が許可されました。
とはいえその条件は厳しく、
特区内で「農家と宿泊施設を兼営していること」と、
「年間6キロリットル以上の製造を守らなくてよいこと」以外はほぼ他の酒造りと同じ。
農村の振興に効果があるかもしれませんが、
特区の拡大によって独自性が失われる可能性もあり、
また、密造から酒税の徴収も難しくなるのではとの声もあります。
10年前の地ビール規制緩和と同じようにブームになるかもしれませんが、
最近では地ビール工房の廃業が目立つため、なかなか特区拡大に踏み切れないそうです。

とまぁ、むずかしいお話はこれくらいにして。笑

実際に飲んでみてみないと。ということですよね。

実は、「danchu」の記事を読む前に私、どぶろくを飲みました。
居酒屋さんにあったのですが、
密造酒だと聞いていたどぶろくがあったもんだから、
思わず注文してしまいました。

真っ白なお酒。もろみを漉さずにそのまま飲むため、表面はつぶつぶ。
口に含むとまず舌にもろみがあたってやっぱりつぶつぶ。
甘みと酸味が強く、つぶつぶを舌ですりつぶすと一層酸味が爽やか。
炭酸ガスも含んでいるようで、見た目のやわらかさとは違ってかなり刺激的。

ただ、もろみ(もう米粒と言っていいかもしれませんが。笑)を含むので、
飲むというよりも食べるという感じ。
うーん。食中酒としてはあんまり合わないかもしれませんが、
どぶろくと塩気のある肴で、という感じでした。
非常に好みのわかれる代物じゃないかと思いますが、私はけっこう好きです。

まだまだ続く焼酎・日本酒ブーム。
ブームで終わらずにいてくれることを願います。

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posted by koji at 08:27| Comment(1) | TrackBack(0) | お酒のお話 色々集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本酒の超入手困難銘柄として有名な「越乃寒梅」の焼酎。
焼酎好きの方ならご存じだとは思いますが、焼酎の中でも極めて入手困難な焼酎で有名。

清酒蔵では副産物として酒粕が産出され、いわゆる「粕取焼酎」と呼ばれる酒粕を使って焼酎を造るところがありますが、この焼酎は一般的な「粕取焼酎」違い、酒粕の他に米をあらためて加えて造っています。

この焼酎が市場に出回るなんて。。信じられない!!!!



Posted by 新潟県人「みっぱ」 at 2005年03月11日 00:48
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