2007年01月28日

大根が最近安くて。

今年はいわゆる暖冬なんですね。
知りませんでした。汗
まぁ暖かい日が多いなーとは思っていましたが、
つまりそれって暖冬ですよね。笑

その暖冬が影響して、冬野菜の豊作だそうです。
豊作のウワサは去年からありましたがブログにするのがえらく遅くなりました。汗
スーパーでもかなり安く買えて、消費者としては嬉しい限りですね。
やっぱり値段は重要なポイント。

とはいえ、安すぎて困るのは生産者。
今年もやっぱりトラクターで踏み潰される野菜が続出しているそうです。
これはなかなか難しい問題。

単純に、私たち消費者は安く、もしくはただで野菜が手に入るのなら廃棄なんてやめてほしいと思います。
野菜がかわいそうだとか、消費者も心苦しいのでは?
なんていう意見がやはり多くなりますよね。
確かに心理的にそう思うのも仕方ありません。

生産者の場合、もっと現実的に深刻な問題です。
野菜が安すぎると、利益どころか損失にしかなりません。
どうやら今年はかなりひどく、出荷に使うダンボール代金100円の方が、売値よりかかっちゃうというんですから、出荷すればするほど赤字ということに。。。

野菜の価格は毎年上がったり下がったりですが、
農水省がそれを抑えようと毎年色々と考えているわけで。
野菜を廃棄することも、緊急需給調整という名目で、農水省の指示で行われています。

農水省がこんなことをするのも、
国民の食生活を一定の水準に保つのがその目的です。
さらに言うと、農家の収入を安定、保証するという目的もあります。
農業離れがどんどん進む現在では、
自然相手の農業という難しい仕事で収入も不安定となると、深刻です。
ですから、この野菜の廃棄には、条件付きで補助金が出ているんです。

条件は、主要品目であること。
キャベツ・レタス・タマネギ・白菜・大根などですね。
また、事前に出荷の計画などが登録されている必要があるなど。
1kg廃棄するといくら、という風に決まっているそうです。

農業も基本的には営利目的である以上、
こういったリスク分散はしっかりあるべきだと思います。
せっかく作ったからタダでもいいやと言って配って回れば、
タダでもらった消費者は市場からわざわざ買わなくなりますし、
そうすればさらに価格は下がり、市場は低迷して悪循環に。

農業もこれからどんどん工業化していくだろうと思うとやや心苦しいですが、
出荷量の調整機能はもっと整備されていくと思います。

逆に凶作で野菜が高騰することもありますよね。
これにも実はリスク分散のための施策があります。
事前に多めに野菜を作っておくんですね。
野菜は供給を増やせと言われてもいきなり成長するものじゃありませんから、
ある程度それを見越して多く作る必要があるんです。
そして、もし野菜が高騰した場合には、多く作っておいた分も出荷します。
ここで気付かれるかたもいらっしゃるかもしれませんが、
では、高騰しなかった場合、どうなると思いますか?

そうなんです。これもまた、緊急需給調整という名目で廃棄されます。
高騰していない野菜を市場にたくさん出しても、値を下げすぎるだけですから。
消費者はなかなか知りづらいですが、
こうやって農家の人たちは自分の収入を安定させるために努力しているんですね。

しかし、現実には色んなデメリットもあります。
まず、小規模で特別な品目を生産している場合、補助金は出ません。
もはや収穫するコストさえかけられず、畑を放置する人もいるそうです。

さらに、廃棄するにしても、野菜ごと土を耕す方法がとられるようですが、
これもまた畑を傷める可能性があるんだとか。
いくら植物だから自然に帰るとは言え、
水分のたっぷり含んだ野菜は畑を水っぽくしてしまうそうです。
本当に難しい問題。

と、今日は大根のおはなしをしようと思っていましたが、
気付けば需給調整のおはなしになってしまいました。
大根のおはなしは・・・また次回。
今日はこれくらいで♪
posted by koji at 12:31| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
kojiさん、こんにちわ!
需要と供給の問題って、根が深いですね。
美味しい野菜が豊作なのに廃棄しなければならない現実はニュースで見ながらもったいないと思っていましたが、仕方のないことなんだと生産者の立場を想像して実感しました。

野菜も生き物だから、しょうがないんですね。
せめて買ったものについては残さずに食べようと思います。
Posted by えり子 at 2007年01月29日 09:42
えり子さんおはようございます!
需要と供給はどんな製品にしよやっぱり難しい問題だと思います。
買ったものは残さず。おっしゃるとおり!
おいしく食べてあげるのが一番いいと思います。
Posted by koji at 2007年01月29日 10:49
この前妻がすごく大きな大根を88円で買ってきました(笑)確かに安いですね。
野菜の廃棄には主要品目であることとか条件があるんですね〜。私達消費者はもったいないとか安易に思いますが、廃棄する方はもっとつらいんですね。
Posted by dance at 2007年01月30日 00:04
danceさんコメントありがとうございます。
88円の大根も安いですね。。。
我が家にも74円の白菜半分カットがあります。
安い分モリモリ食べてしまいますが。笑
ニュースなどで私たちが知る情報は、どうしても消費者感情を興すような内容だと思います。
両方の立場で考えた報道をして欲しいなとは思いますね。
Posted by koji at 2007年01月31日 01:56
kojiさん、おはようございます。

単純に「もったいないなー」という問題ではないことがよくわかりました(汗)。

ちなみにウチのムスメはお野菜大好きです(笑)。
好き嫌いが無く、食べることに関してはエリート(爆)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年01月31日 07:15
smoothさん、こちらにもコメントいただいてっ。
ありがとうございます。
もったいないといえばもったいないんですが、
色んな事情があるんですよね。
お野菜大好きなムスメさん!すばらしいですね!
好き嫌いないのが一番幸せだと思いますよ!
Posted by koji at 2007年02月08日 12:26
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