
今日からお仕事の人も多いんでしょうか。
長いお休みだったので、
私もボケボケしています。笑
最近流行のフィンガーフード。
私たち、出張パーティー・ケータリングのアミューズでも、
積極的にメニューリングしています。
パーティーにはもってこいです。
指でつまんで食べられる軽食です。
以前も取り上げたキッシュや、パイ、カナッペ、ピンチョスなんかもそうですね。
ちっちゃくてかわいらしいアイテムです。
フランスには、トレトゥール(traiteur)という料理があります。
お菓子屋さんが作るお惣菜。を意味するそうです。
テイクアウトやケータリングが基本になるのですが、
キッシュやパイなどはお菓子屋さんも得意分野ですよね。
カナッペやパン。サラダ、お惣菜全般を指して使う言葉です。
もちろんフィンガーフードに入るものが多いですね。
パイ生地に好きな具を入れて卵と牛乳生クリームで焼き固めるキッシュ。
パンを薄くスライスして一口大にして具を乗せる、カナッペ。
ミルフィーユのようなサクサクパイ生地で具を包んで焼いても美味しい。
小さなタルト型に色んな食材を乗せてもいいですね。
サンドイッチも一口大にカットして、トレトゥールです!
指でつまめなくても、サラダやテリーヌ、パテなんかもトレトゥール。
フィンガーフードだけじゃないんです。
もともとトレトゥールっていう言葉は、
ギルドというフランスの同業者組合の中の、一つの職業を示すものでした。
1776年にギルド制度が廃止されるまで、
フランスの飲食業はギルドを組織し、支配されています。
肉を卸す人は肉を卸すだけ。
ハムやソーセージに加工して売る人は、ハムやソーセージを作って売るだけ。
ステーキを売る人はステーキを焼いて売るだけ。
と言う風に、一つの仕事の利益を独占するという制度でした。
そんな中で、トレトゥールという職業は、
様々な肉を、ラグー(=煮込み)にしてソースと一緒に売る。
というものでした。
煮込みは庶民の料理だったので、ギルド制度がなくなってからは、
ラグーだけではなく、様々なお惣菜を売るというものに取って代わったようです。
フランスにはけっこうトレトゥールを出すお店、多いみたいですね。
温かみを感じる料理。
高級フルコースばかりが、フランス料理じゃないということです。
料理のステキなブログ発見。
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