2005年07月15日

第V部 美食家の礼儀作法に関する基本原理

今日も張り切っていきましょう!
最後の第V部です。この「招客必携」の中で最も重要な部だと、
著者グリモ・ドゥ・ラ・レニエールも言っています。

具体的には、会食に関わる、すでに失われてしまった礼儀作法をもう一度定義しなおそう、
ということのようですね。

 ◇招待状
アンフィトリオンは書面によって会食の3日前までに招待状を届けなければならない。
また、招待された会食者は、受け取りから24時間以内に出欠の返事をし、
もし24時間が過ぎてしまった場合には、それは出席を意味する。
しかし、万一約束を破ってしまった場合には、罰金500フランを支払い、
3年間、美食に関する全ての催しに参加できなくなる!
また、招待したアンフィトリオンは、
いかなる理由(たとえ死んでしまったとしても代役を立てるなどして)があろうとも、
招待状どおりに会食を催さねばならない。

 ◇歓迎と会食者の着席
招待状に検印をして待合室で待つことになる。
ただ、その際アンフィトリオンは会食者を歓迎する義務はなく、
会食を万全にしておくことを最優先とする。
そのため、待合室には雑誌やチェスボードなどを置いておいたほうが良いだろう。
会食の5分前になって初めてアンフィトリオンは会食者たちの前に現れ、
食卓へと案内しなければならないが、
食卓の席には名札をそれぞれ用意しておくべきである。
このような心遣いは、それぞれ見ず知らずであろう会食者たちに遠慮やストレスを与えず、
より一層会食を成功へと導いてくれる。
もちろん席順は、アンフィトリオンの深い考慮によって前もって決定されなければならない。

 ◇食卓での礼儀作法
まずはナプキンはひざの上に広げる。
スープはスプーンのみで食べる。食べ終えたらスプーンは皿の上に置く。
パンは手でちぎる。ナイフを使ってはいけない。
ゆで卵の殻は必ず殻を砕いておかなければならない。
会食者は、食べたい料理に手が届かなくてもそれを取ってもらうために
他の会食者に声をかけてはいけない。
会話が中断する恐れがあり、混乱を招くだろう。
もちろん、アンフィトリオンがそこまで配慮すべきである。
皿、ナイフフォークは、一度使ったものはすぐに取り替える。
手は目の届くところに置くべきだが、ひじをついてはいけない。
会食者は、犬を連れてきてはいけない。
生の果物は、へたの部分だけつかんで、極力果物自体に触れないように心がける。
氷菓子や甘口ワインを振舞ったあとに、
アンフィトリオンの合図によって会食者は同時に席を立つ。
客間に移り、コーヒーかリキュールをそれぞれ頂く。残してはいけない。
と、これらはごく一部の礼儀作法であるが、
また会食に招かれるためには必要なことである。

なんだかすごく長くなりそうな気がします!
今日はこのへんでいったん切りましょう。
これまでで、アンフィトリオンと会食者がいかに真剣に美食に挑んでいたか、
想像することができると思います。
罰金って、、、、すごいですね。笑。

まだ続きます!長いですね!
第V部 その続き!

グルメランキングです。
posted by koji at 15:36| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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