2005年11月23日

アンディーブ?エンダイブ?チコリ?シコレ?

今日は勤労感謝の日なんですね。
知りませんでした。汗
勤労感謝の日はむしろ働いていることが多かったのですが、
今年はちょっとのんびりすごせそうです。
勤労させてもらえていることをお客様に感謝したいと思います。

たまには食材のお話でもしようかなと思います。
最近どうもアルコール類に偏りがちだった気がしますので。笑

私たち出張パーティー・ケータリングのアミューズでは、
野菜は近くの市場に直接仕入れに行きます。
やっぱり市場はいいですよね。
活気があるし、何より自分の目で見て選べますし。
私もシェフと一緒によく行ったりしますが、
もう市場の方々とも顔がきくようになったので、仕入自体が楽しいものです。
そしてなにより安いというのもいいですよね♪お客様に還元できます。

タイトルを見て、どういうおはなしか分かる方は、
割と野菜に関して興味をお持ちの方なんじゃないでしょうか。

実はこれ、2つの違った野菜の名前なんです。
どういうことでしょうか。

どちらの野菜もアンディーブ・エンダイブ・チコレ・シコリで通ってしまうんです。
これ、困りますよね?
どっちの野菜のことを言っているんだかわかりません。
前々から関心があったので、少し調べてみました。

アンディーブ.jpgまずはこちらから。
菊苦菜(キクニガナ)とも呼ばれます。キク科の植物です。
白菜を小さくしたような形ですね。
色も、白いものと赤いものがあります。赤い方はたまにしか見ませんが。

ベルギーが原産です。
根株から軟白栽培して紡錐形の若芽を収穫したもので、
葉先に向かって淡い黄色が強くなります。
ベルギーやオランダからの輸入で年中流通していますが、
出荷量が多くて味の評価が高いのは冬。今からそろそろ旬ですね。
18世紀には日本に伝わっていたらしく、その歴史は長いんですが、
あんまり一般家庭で使われるほど普及していません。。。

その魅力は「ほろ苦さ」と「歯ざわり」。
生のままサラダで食べると、
ぱりっぱりっとしたレタスよりもさらに歯切れのいい食感が楽しめます。
でも、ヨーロッパでは加熱して食べるのも全然アリな調理法。
バター煮にしたり、ソテーにしたり。
独特の苦味がさらに強くなって個性を増します。
フォアグラと合わせて食べるとたまらない感じです!
生ハムと一緒にグラタンにしたりするのもよく見かけます。

さて、肝心の名前について。
「endive」と書かれてこの野菜を指している場合はフランス語。
フランス語では「アンディーブ」と読みますね。
イギリスでは「chicory」、「チコリ」と呼ばれるので、
日本では「チコリ」でも流通します。

シコレ.jpgさてさて、もう一方のこちらは。
「ニガチシャ」とも呼ばれるそうです。
「アンディーブ」と同じキク科なので、種類としては近縁になります。

味も苦味があるという点で同じ。
白い葉の部分は、飾りやサラダのアクセントとして使われるのが一般的です。
緑色の固いところはおひたしにしてもいいですね。
この画像では全部真緑に見えますが。。。。汗
長野県産などが早い時期から出荷するそうですが、
旬はやっぱり冬がメイン。
病気にも強く育てやすい品種です。

種類もさらに、2種類あって、
葉が縮れて細く、切れ込みのあるものと、
葉に幅があって切れ込みのないものとがあります。
普通に見かけるのは前者のほうです。

さて、名前について。
「chicorée」となっている場合はフランス語。「シコレ」と読みます。
しかし、イギリスではまた違って「endive」。英語で「エンダイブ」になります。
そしてもっと言うと、
アメリカでは「chicory」と書いて「チコリ」と呼ぶんだとか!

はい、そりゃあ日本でごちゃごちゃになりますよね。笑
フランス語と英語だけの違いだったらよかったんですが、
英語の中でもイギリスとアメリカとで反対になってるんじゃあ、
そりゃ日本人には違いがつけられません。笑
伝わっていくうちにそうなったのか、
栽培の過程でそう呼ばれるようになっていったのかわかりませんが、
これは難しい答えでした。

私の厨房では、
「アンディーブ」は「アンディーブ」。
「シコレ」は「チコリ」と呼ぶことが多いです。。。
これからはフランス語で統一したほうがいいかもしれませんが。。。定着してるので。。。
「アンディーブ」は「ベルギーチコリ」と言うと、
スーパーなんかでは通じやすいかもしれません。

「アンディーブ」は1枚ずつの葉っぱで分けると、
ボート型のかわいらしい器になってくれます。
その上に生ハムや魚介類のタルタルなどをちょこんと乗せると、
それだけでステキなフィンガーフードになります。
華やかなパーティーにはとっても似合いますね。

「シコレ」も主にサラダに混ぜて使いますが、
フルコースの前菜の飾りに使うとインパクトがあって私は好きです。

今日はちょっとややこしいおはなしでしたが、
自分的にもやもやが取れたような、もっともやもやしたような、
正直なんだか微妙な感じです。笑
スーパーなどで見かけたら、ちょっとこのおはなしでも思い出して買ってみてくださいね♪
ちょっと高いかもしれませんが。。。

今日はこれくらいで。

アンディーブボートのステキな画像を発見しちゃいました。
Que Sera, Sera en Londres...「Belgian Endive」

グルメランキングです。
posted by koji at 11:32| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(1) | 食材のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実はこの野菜たちは苦手で、私の中では「苦い野菜」としかインプットされていませんでした(笑)
なので、店頭での名前も気にしたことがなく、
今回kojiさんの記事や
Que Sera, Sera en Londres...「BelgianEndive」を拝見して、ちょっと興味が湧いてきました♪
でもオシャレ系スーパーでないと売ってないんですよね〜
今度出会ったらチャレンジしてみます。

Posted by えり子 at 2005年11月23日 17:53
確かに苦さ、アクが気になることもあるかもしれませんね。
牛乳につけてアクを抜いたりすることもあるんですが、私はできればそのままの味を楽しむことをオススメします。
オシャレ系スーパーって、全体的にやや高いんですよね。。。
Posted by koji at 2005年11月24日 12:19
偶然!
昨日の夕飯の一品でした。
近所のごくごく普通のあまりぱっとしないスーパーなんですが、一個150円くらいで売ってます。(小さいけど)
ちゃんとベルギー産と書いてあります。
あんまり買う人いないようでいつも3つくらいしか並んでないんですが、値段のいいときに買います。

羽のような形,
やわらかい歯ごたえ,
ほろにが感が好きです。




Posted by hina at 2005年11月25日 14:52
hinaさん。お返事がおそくなってしまいました。
スーパーでもあんまり数は置いてないですよね。
たぶん日が経ってきたものが安くなるんだと思います。
葉がしまって太めのもので、短い産毛が立っているものがいいですよ♪
見た目もかわいいので、食卓でも目立ちます。
いいですよね〜。
Posted by koji at 2005年11月27日 21:11
こんにちわ。先日はTBをありがとうございました。
遅くなりましたが、こちらからもさせていただきました。
誤って2度送ってしまっていますので、1件は削除して下さいね。
またゆっくりと記事を拝見させていただきます(^.^)。
Posted by mayu at 2005年11月30日 04:34
mayuさん。
こちらこそコメント&TB有難うございます。
削除の件は了解しました。
私も、そちらのブログにまたお邪魔させて頂きますね♪
またコメント頂ければ幸いです。
Posted by koji at 2005年11月30日 07:31
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Belgian Endive
Excerpt: 以前から一度自分の手で何かしてみたかったアンディーブ。今日はそれを決行しました! アンディーブはベルギーやオランダで盛んに栽培されていて、フランス語でアンディーブ、 英語でChicory(チコリー..
Weblog: Que Sera, Sera en Londres...
Tracked: 2005-11-28 05:14
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