2005年11月29日

カントゥッチをヴィンサントに浸して

cantucci.jpg今日はえらく暖かい日でしたね。
ポカポカしてすごくきもちよい1日でした。
明日から寒くなるそうですが・・・
でもよく考えると、もう12月なんですよね。
都内でも20℃近くまで上がったようですが、温暖化なんでしょうか。
毎年、今年は暖かいねぇ〜、なんて話をしているような気がします。

さて、今日はお菓子のお話です。
ここでお菓子のお話と宣言しておかないと、
お酒のお話になってしまう可能性が高いです。笑
どういうことかは読んで頂ければわかります♪

ビスコッティ。
名前は聞いたことあるかと思います。
イタリアンブームでかなり全国的に広まったようですね。
カントゥッチというのは、別名「Biscotti di Prato」。
「プラートのビスコッティ」と言います。

プラートは、イタリア・トスカーナ州にある街です。
フィレンツェから北西へ15kmほど行ったところにあります。
「聖母の帯の伝説」が有名で、聖母マリアが身に着けたと言われる帯が今でも保管されています。
聖母マリアに守られている街として街の結束は固く、聖母崇拝に関わる芸術作品が多く生まれました。

そんな土地で生まれたカントゥッチは、
簡単に出来る家庭のおやつ。おふくろの味なのかもしれません。

そもそもビスコッティって「2度焼き」って意味なんです。
これは、そのまんま、作り方に由来しています。

材料は、
卵・砂糖・塩・リキュール・小麦粉・ベーキングパウダー(イーストでも)・アーモンド。

簡単に言うと、これらを混ぜ合わせて焼くだけなんですが、
まずはじめに、5cm幅くらいの平べったい棒状にして焼きます。
15分ほど焼いて、生地がまだしっとりしているうちに取り出します。
それから、1.5cm幅くらいに切り分けて2度目の焼成で完成!
このように、2度焼くのかこのお菓子の特徴なんです。

作ること自体は難しいことじゃないんですが、
シンプルなだけに、この焼成をきちんとできるかどうかが、
おいしくできるポイントになるんですね。
2度目の焼成で、しっかりと火を入れて水分を完全に飛ばし、
混ぜ込んだアーモンドにもしっかりと火を入れることが重要です。

リキュールにグラン・マルニエなどを使ったり、
オレンジの花水を加えたりするので焼き上がりの香りもまた、おいしさです。

これがまた、硬いんです!
水分を完全に飛ばすので当たり前といえば当たり前なんですが・・・。
そこで食べ方で色々工夫するわけです。
もちろんそのままでもおいしいんですけどね。

おやつとしてですから、コーヒーやエスプレッソに浸して食べたりします。
ですが、今日はもっとオススメな食べ方を。
でも実は、カントゥッチと合わせる定番と言ってもいいかと思います。
ここでようやくヴィンサント登場ですね。

ヴィンサント。イタリアワインブームの中で、誰もが聞いたことがあるかもしれません。
「vin Santo」は「聖なるワイン」。
イタリアの甘口ワインです。

トレッビアーノ、マルヴァジア種などのイタリア原産古典品種葡萄を収穫後影干しにし、
糖度が凝縮したものを醸造発酵させて作る甘口ワインです。
色んな制限や規制があって、ヴィンサントを名乗るだけでもすごいことなんですが、
近年のイタリアワインブームに乗って、
多くの“出来損ないヴィンサント”が排出されたという話も聞きます・・・が、
本場トスカーナで作られたヴィンサントは、
同じくトスカーナのお菓子、カントゥッチと一緒に食べるのがオススメ。
たっぷりと浸してぱくっと。。。
適度に柔らかくなったカントゥッチと、
濃厚な甘さとコク、豊かな香りのヴィンサントを一緒に味わえます。
うーん。長い余韻がまた楽しみの一つ。
想像しただけで。。。。笑

危うくワインのお話になってしまうところでした。汗
いえいえ、今日の主役はカントゥッチです。
口寂しいときのおやつにもいいんですよね。
輸入食品店なんかでたまに見かけることがありますが、
作っても難しいものではないので、
是非ヴィンサントが手に入ったときにはカントゥッチを作ってみるのもいいかもしれません♪

今日のこのおはなしは、
先日出張してお料理をご提供させて頂いたお客様が、
フルコースの後に食後酒としてご用意されていたのを拝見して書かせて頂きました。
ゲストで招かれていたお客様達も、
このカントゥッチとヴィンサントのハーモニーに大変喜んでいらっしゃったようです。
見てて私もとても嬉しい気持ちになりました。

今日は、お菓子のおはなし!でした。笑
甘口ワインは世界中に多種多様にあるので、
また詳しくおはなしできればと思います。

今日はこれくらいで。


グルメランキングです。
posted by koji at 23:02| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | お菓子のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ビスコッティって「2度焼き」って意味だったのですね。いつもながら勉強になりました。

カントゥッチをヴィンサントに浸すなんておしゃれなパーティですね。

マクロビオティックの材料でもビスコッティできるんですよ。最近は多くの人がマクロに興味を持ち始めて、メニュー開発も活発さかんなため、洋風のお菓子も楽しむことができ助かっています。
Posted by トモ at 2005年11月30日 20:23
トモさん、コメントありがとうございます。
2度焼き、がそのまま名前っていうのもスゴイ不思議ですよね。笑。
アマレッティというお菓子も、ビスコッティの仲間と言えます。

材料は少し帰れば全然マクロビオに対応できますね!
マクロビオのお菓子は素材のストレートな甘さを味わえるので、砂糖の甘さになれた人には新しい味です。
もっと色んなマクロビオのレシピが一般的になればいいですよね。
Posted by koji at 2005年12月01日 01:19
kojiさん、本当にもう少しでワインの話に流れるところでしたね(笑)
不思議と読んでいても、ワインのあたりから文章が滑らかな気が・・・。なんていうのはウソですが
今回も全く知らない世界だったので、興味深く読ませて頂きました♪
Posted by えり子 at 2005年12月02日 22:20
えり子さん、ご指摘ありがとうございます。笑
前以って宣言していなかったら、当たり前のようにワインのお話になっていたことでしょう。
(といっても、内容にはあまり違いありませんが。笑)
ワインのほうがうんちくが多くて書きやすいのは事実ですね。
Posted by koji at 2005年12月03日 01:58
こんにちは。
ビスコッティ、まだ作った事はないですけど・・気になるお菓子だなと思っていました。
又々、勉強になりました。
ワインにたっぷり浸してなんて、いいですね〜。
ワイン好き(全然詳しくないんですが)にはたまらない表現ですね〜。
Posted by スー at 2005年12月03日 11:26
スーさんコメントありがとうございます♪
私も実は作ったことはありません。笑
作り方もけっこう簡単そうですけど、
簡単そうなお菓子ほど、とびきりおいしいお菓子にするのが難しいですよね。。。
ワイン好きで甘いもの好きならこれはやめられないとまらない組み合わせですよ♪
Posted by koji at 2005年12月03日 23:46
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