2005年09月29日

The Canvas cafe / gallery の世界

読書好き。なんていうとちょっとインテリっぽくていい感じです。笑
実際には読書好きっていうわけじゃなく、
知らないことを知りたがり。という感じな私。
本を読む行為が好きなんじゃなくて、書いてある内容にふんふんとうなずきたいんです。

the canvas cafe.jpg本を読むのに私はよくカフェに行ったりします。
自宅でも読みますが、自宅には他にも色んな誘惑(?)があって、
集中して読めません。笑
カフェに行くと目的がはっきりして集中できます。
今日はそんなカフェのお話。

タイトルにもあります。The Canvas cafe 。
これをネットで検索すると、こんなサイトが出てきました。
Hanako west.com
あの有名雑誌の関西版サイトです。その中にあるCanvas cafeというコーナー。
説明はこの、プレジデントの記事にもあります。
潟Jンバスカフェという立派な事業も展開されています。
カフェのあり方にも色んな変化があるんですね。
サイト自体は英語なんでさっぱりです。笑
サンフランシスコにあるカフェ。そしてギャラリー。
オーナーであるマヒュー・ブレア氏が、
アートを愛する人々が憩う場として建てたのがこのカフェ。

ベランダ.jpg
でも、実は私が探していた「The Canvas cafe」はこれじゃないんです。
こっちです!「The Canvas cafe / gallery」広さ100坪高さ30メートルのこの空間では、
お店の右側はギャラリーとして前衛絵画や彫刻などを展示。
左側にインターネット・カフェスペースが混在しています。
カフェスペースでも夜には地元ミュージシャンの生演奏や、
詩や文学朗読、映画上映、さらにはダンス会場にもなったり。
地元の新鋭アーティストがアピールする場を提供しています。

オーナーの「アートに興味がない人にこそアートが生活の一部であることを体験してほしい」という想いが、アートとカフェの融合につながっています。
お店の真ん中に位置するカフェカウンターが両者をつなぐ架け橋に。

ギャラリー.jpg行ってみたい!
というか、こういうカフェがほしい!
などと思ってしまう私。。。
なんの意識もなく使っているカフェという空間が、
そこにいるだけでアートに触れるチャンスを与えてくれるなんて。
いいと思いませんか?
日本でも確かに、同じようなコンセプトのお店はあるかとは思います。
ただ、これだけ大規模でこれだけアクティブに発信するというのはなかなかできるものじゃないと思いますね。
私が行ってみたい空間で、作ってみたい空間です。

ただ生きるためだけに「食べる」ことと、ただ楽しむためだけの「アート」が融合して、
お互いが「楽しく生きるためのツール」になっているような。
私の中でもとっても大きなテーマです。

今日はちょっといつもとは違った感じです。
とっても個人的な話ですが、ちょっとお話してみました。

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2005年09月14日

原産地表示のガイドライン その後

今日のタイトル。
どかかに記憶されていらっしゃるかたもいるかもしれません。
このブログでも一度取り上げています。

前回6月14日の記事の内容はこちらを見ていただきたいのですが、
「原産地表示のガイドライン」
今日はその 外食における原産地等の表示に関する討論会 の最終案のお話です。
7月28日に行われた議会でまとまりました。
農林水産省を中心に5回にわたって話し合われたそうです。

 罰則のあるものではない
これは前回も強調したかもしれませんが、
あくまでガイドラインですので義務化ではないということだそうです。
原文によると、
消費者のメニュー選択に資する情報提供を行うとの観点、外食事業者が自主的にメニューの原材料の原産地を表示する上での指針であり、各外食事業者の業種・業態などの実情に応じた原材料の原産地などの表示の自主的な取り組みを促すためのもの。
という位置づけ。
ようするに、
お客様にとっては重要なことなので、それぞれのお店で出来る範囲、出来るやり方で工夫して、自主的に表示してくださいね。
という感じですね。

ただ、すでに自主的に表示を進めてきた外食産業界では、
この内容が、今までの取り組みが正しかったことが公に評価された、
ということで大変前向きに受け取っているようです。

確かにお客様のことを考えてという視点ですから、
別に悪いことではないんですもんね。

 表示する方法・場所
あとはそのやり方や取り組み方ですね。
今回の検討会では「外食業界が取り組みやすい形で」という点も大きく取り上げられたそう。

ガイドラインが記すには、全ての食材についてではなく、
メインに使われている食材、こだわりのある食材、などの表示がしやすいものに関してだけでもいいと。
書かれる場所もメニュー名に並べるというわけではなく、
メニューブックの巻末にまとめて書いてもいいということです。

例えば、
野菜は国内の契約農家から、豚肉はデンマークから仕入れています。
などの文章がメニューブックのどこかにあればいいのでは。という感じだそうです。

具体的な表示の方法は業界全体で自主的に決定されていくそうです。
やはり、あくまでもガイドラインですね。
前回の記事で書いていたときほど、神経質なイメージではなくなりました。
ただ大企業、大手チェーン店などではむしろ進んで表示されるかもしれません。
これからの動向についてはまたお話する機会があると思います。

たまにはこういった話題でも、ということで。
今日はこれくらいで。


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2005年09月12日

土を喰う日々 −わが精進十二ヶ月−

土を喰う日々.jpg今日は一冊の本をご紹介したいと思います。
書評、というほどではないのですが、お付き合いください。

「土を喰う日々 −わが精進十二ヶ月−」新潮文庫
水上 勉(著)

タイトルからしてなんだか素朴なイメージです。
著者の水上氏、1961年「雁の寺」で直木賞を受賞された作家さん。
ほかにも、「影と霧」「海の牙」「一休」「寺泊」「金閣炎上」「ブンナよ、木からおりてこい」etc...
多くの著書と多くの受賞をされました。

福井県の大工の家庭に、5人兄弟の次男として産まれました。
9歳の頃に京都の禅宗寺院相国寺塔頭、瑞春院に小僧として修行に出され、
あまりの厳しさに逃げ出します。
が、すぐに連れ戻され、今度は等持院で生活することになります。
その時の経験が、後に「雁の寺」「金閣炎上」に生かされ、
そして、今日ご紹介する「土を喰う日々」の土台となります。

あの「美味しんぼ」の漫画の作中でも紹介されているそうです。
料理本といってもいいかもしれませんが、どちらかと言えばエッセイでしょうか。
当時住んでいた軽井沢での自給自足のような質素な食生活を、
十二ヶ月、一年を通して紹介しています。

山の生活は大変そうですが・・・
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2005年08月30日

ビオロジー?ビオディナミ?

流行の単語をちょっと取り上げてみようと思います。
流行といっても、一時ほどの熱はないかもしれませんね。

無農薬、オーガニックと言う言葉は、すっかり日本でも定着して、
今や当たり前のようにスーパーで目にすることができます。
無農薬やオーガニックのおはなしは、以前もしたと思います。
今日は、それと似たような意味を持つ、ビオロジー、ビオディナミという言葉についてです。

おさらい程度でオーガニックとは。
ほとんどの合成殺虫剤や化学肥料、下水汚泥を使用した肥料、放射線照射、遺伝子組み換え技術などなどの使用を認めないもの。
ただ、ほとんど、というだけであって、低農薬でもオーガニックに含まれる場合もある。
条件や制限はけっこうあります。

ビオ。bio。生命の意味です。バイオですね。

けっこうマニアックな話ですが、好きですこういうの。笑
posted by koji at 11:13| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(1) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月07日

トンカツ、日本の食文化

厚切りとんかつ.jpg今日はトンカツを食べたので、こんな話題です。笑
好きな人は多いんじゃないでしょうか??トンカツ!!

明治5年の肉食解禁から60年たってから生まれたと言われるトンカツ。
今では日本食を代表する一品ですね。
ポークカツレツと呼ばれた洋食からとんかつへと変わっていったそうです。

美味しく揚げるには。
もう色々語りつくされて、割と良く知られているかもしれません。

揚げ物で重要なのはもちろん揚げ油!
たっぷりの油を用意します。
トンカツには180℃くらいがいいですが、
最近よく言われるのは二度揚げってやつですね。
最初に高温の油で表面を固め、続いて低温でじっくり火を通す。
でもなかなか家庭で二つ油を用意するのは大変ですよね。
一つの鍋でまずは高温にして揚げ、それから冷えた油を足して温度を下げてもいいでしょう。

ラードを入れるのもいいですね。
天ぷらのからっとした食感には植物性油がいいですが、
トンカツは肉のジューシーさも重要。動物性油も良く合います。
フライ、トンカツのほうが、天ぷらに比べて時間がたっても美味しく食べられるのは、
動物性、植物性の違いもあるためです。

一度に揚げすぎるのもよくないのはコロッケと同じです。
極端に温度が下がるのは避けたほうがいいですね。

書いてるうちに広がってきました。トンカツワールド。笑
posted by koji at 21:54| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

招客必携 そのあとがきから

伊藤文:著.jpgこないだ紹介したマニアックな本。招客必携。
グリモ・ドゥ・ラ・レニエールによって書かれてますが、
あとがきは、訳者:伊藤 文さんによって書かれています。
本書の内容とは別に、グリモとその背景などの話が書かれています。

2003年2月、ブルゴーニュのレストラン「コート・ドール」のシェフ、
ベルナール・ロワゾー氏が亡くなった。
ミシュランやゴー・ミヨなどのガイドブックの評価が下がることを恐れてか、
自ら命を絶ってしまったのである。
1803年、史上初のグルメガイドブックとして「食通年鑑」が生まれてから、
ちょうど200年を迎えての出来事であった。

「食通年鑑」は、グリモが初めて書き上げた食に関する著書である。
それは、人類初の”美食文学”であり、”ガストロノミー批評”でもあった。
それまでフランスに存在しなかったのが不思議であった。

この偉大な本が生まれたのはまったくの偶然といってもいいかもしれない。
出版社に勤めていたグリモの友人が、フランス人の読書離れを嘆いていた。
食べることにばかり関心を寄せる人々に本を読んでもらうには。
この答えが「食通年鑑」になったというのだ。

爆発的ベストセラーとなった「食通年鑑」。伊藤文:訳.jpg
それまで存在しなかった、店の評価という新しいステイタス。
グリモのもとには食べきれないほどの食料品が送られたという。
店からの賄賂、と言ってもいいかもしれないが、それをも評価に反映し、
「食通年鑑」は出版され続けた。
料理人同士が切磋琢磨する機会を与え、フランス料理を活性させる。
それからおよそ100年のち、1900年に発祥するミシュラン・ガイドと、
そっくり同じあり方をグリモは作ってしまったのだ。

もともとは演劇ジャーナリストだったグリモ。
その諷刺的、毒舌な筆致で名を知られていたのだが、
料理の世界でも同じ作風であった。
(ナポレオン・ボナパルトは味覚音痴だ、とグリモは前々から嘲笑していた節があったり。。。)
そしてこれはそのまま、グリモの美食批評家としての生命を短くしてしまった。
特定の店への度を越した批評は数々の訴訟を呼び、ついに「食通年鑑」は廃刊となる。
その後引退したグリモは、1837年その生涯を終えるまでパリ郊外で静かに晩年を過ごしている。

美食文学者 ブリア=サヴァランにも影響。。。
posted by koji at 12:02| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(1) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

第V部 その続き

長々となってしまっていますが、もう少しです。
どうぞお付き合いいただければ幸いです。
いや、書いてる本人はけっこう楽しく書いてるんですけどね。笑

 ◇食卓の給仕について
会食の場に召使いは極力いないほうがよい。
召使いは空腹である。会食が楽しく長時間になることを快く思っていないのである。
そのために、食卓には使い終わった食器を下げる小さなテーブルを、
会食者二人に一つ配置するのがよいだろう。
また、会食者は自分の召使いを連れ立って出席するべきではない。
アンフィトリオンの召使いのほうが当然会食がスムーズにすすむのである。
召使いは食器を下げる際には、会食者に触れないようにしなければならないし、
会話を中断することも許されない。
ただ、その行動が邪魔されない為に、会食者はいったん席から立つことを厭ってはいけない。
全ては会食を完璧にするために必要なことで、それは無礼なことではないのである。

 ◇ワインの給仕と試飲
ワインは元々は水で割ってサービスされていたが、
会食者が水割りの濃さを調節できるように、食卓の上にワインと水を分けて置いておくようになった。
ワインは、分厚いクリスタルのグラスよりも、薄手のグラスで供されるべきである。
ワインは蔵から出してきて、瓶のまま出すのがよい。
カラフに移すと、香りもその閉じ込められた精神さえも失ってしまうだろう。
ロースト料理の後に飲むク・デュ・ミリュー(食中の杯)には、
リキュールかスピリッツを飲む。消化促進に役立つためである。
会食の終盤、アントルメの際にも、デザートワイン、甘味ワインが供される。
シャンパンも造られるようになったところで飲まれるようになったが、
消化に悪いのでほどほどにするほうがいい。
最後はパンチ、ビショップ(ボルドーワインベースの温かいカクテル)を飲む。
それぞれ勧められたら一杯は飲むこと。これが礼儀である。
食卓の会話術。プロポとは!?
posted by koji at 21:33| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月15日

第V部 美食家の礼儀作法に関する基本原理

今日も張り切っていきましょう!
最後の第V部です。この「招客必携」の中で最も重要な部だと、
著者グリモ・ドゥ・ラ・レニエールも言っています。

具体的には、会食に関わる、すでに失われてしまった礼儀作法をもう一度定義しなおそう、
ということのようですね。

 ◇招待状
アンフィトリオンは書面によって会食の3日前までに招待状を届けなければならない。
また、招待された会食者は、受け取りから24時間以内に出欠の返事をし、
もし24時間が過ぎてしまった場合には、それは出席を意味する。
しかし、万一約束を破ってしまった場合には、罰金500フランを支払い、
3年間、美食に関する全ての催しに参加できなくなる!
また、招待したアンフィトリオンは、
いかなる理由(たとえ死んでしまったとしても代役を立てるなどして)があろうとも、
招待状どおりに会食を催さねばならない。

 ◇歓迎と会食者の着席
招待状に検印をして待合室で待つことになる。
ただ、その際アンフィトリオンは会食者を歓迎する義務はなく、
会食を万全にしておくことを最優先とする。
そのため、待合室には雑誌やチェスボードなどを置いておいたほうが良いだろう。
会食の5分前になって初めてアンフィトリオンは会食者たちの前に現れ、
食卓へと案内しなければならないが、
食卓の席には名札をそれぞれ用意しておくべきである。
このような心遣いは、それぞれ見ず知らずであろう会食者たちに遠慮やストレスを与えず、
より一層会食を成功へと導いてくれる。
もちろん席順は、アンフィトリオンの深い考慮によって前もって決定されなければならない。

 ◇食卓での礼儀作法
まずはナプキンはひざの上に広げる。
スープはスプーンのみで食べる。食べ終えたらスプーンは皿の上に置く。
パンは手でちぎる。ナイフを使ってはいけない。
ゆで卵の殻は必ず殻を砕いておかなければならない。
会食者は、食べたい料理に手が届かなくてもそれを取ってもらうために
他の会食者に声をかけてはいけない。
会話が中断する恐れがあり、混乱を招くだろう。
もちろん、アンフィトリオンがそこまで配慮すべきである。
皿、ナイフフォークは、一度使ったものはすぐに取り替える。
手は目の届くところに置くべきだが、ひじをついてはいけない。
会食者は、犬を連れてきてはいけない。
生の果物は、へたの部分だけつかんで、極力果物自体に触れないように心がける。
氷菓子や甘口ワインを振舞ったあとに、
アンフィトリオンの合図によって会食者は同時に席を立つ。
客間に移り、コーヒーかリキュールをそれぞれ頂く。残してはいけない。
と、これらはごく一部の礼儀作法であるが、
また会食に招かれるためには必要なことである。

なんだかすごく長くなりそうな気がします!
今日はこのへんでいったん切りましょう。
これまでで、アンフィトリオンと会食者がいかに真剣に美食に挑んでいたか、
想像することができると思います。
罰金って、、、、すごいですね。笑。

まだ続きます!長いですね!
第V部 その続き!

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2005年07月13日

第U部 献立に関する定義と一般基礎知識

久々に天気のよい空が広がっています。
夏日ですね。梅雨ももうそろそろ終りでしょうか。

皆様のおかけで、ランキングもめでたく40位圏内に入ることが出来ました。
お礼を申し上げると同時に、これからもよろしくお願い申し上げます。

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さて、今日は第U部です。
これまたややこしそうなタイトルですが、
ようは、すばらしい饗宴にふさわしいメニュー例を考えていこうというものです。

”Menu”とは様々な意味を持つ単語ですが、
この場合「食卓のために調理される料理によって構成されるすべて」である。
と本書には書かれています。

アンフィトリオン(接待役)は常にその日の献立を把握していなければいけない。
そのために料理人は献立を逐一アンフィトリオンに知らせる必要があるし、
アンフィトリオンの目にかなうものでなければないらない。
つまり、本当に優れたアンフィトリオンというのは、
饗宴に関する全ての知識を持ち合わせていなければいけない。というのである。

また、料理人は、いくら優れた技術を持っていたとしても、
優れたアンフィトリオンに仕えていなければすぐにその技術を失ってしまうだろう。
とも言っています。
料理人とアンフィトリオンの関係は、
現代のオーナーとシェフとそう変わりないのかもしれませんね。

献立は、春・春の特別・夏・秋・冬、に分かれていて、
それぞれの季節ごとに、15人・25人・40人・60人の饗宴を想定しており、
合計20個の献立が紹介されています!
それとは別に、昼食用(デジュネ・ア・ラ・フルシェット=フォークによるデジュネ)の
25人分の献立も紹介されています。

なかなかお目にかかれません。こんなパーティー!
posted by koji at 16:13| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月11日

第T部 肉の切り分けの関する概論

ローストターキー.jpgというわけで読み進んでおります。
「招客必携」
この本三つの部で構成されています。
今日は第T部。
肉の切り分けに関する概論
大変重厚なタイトルです。笑

アンフィトリオン、つまりゲストを招待する主人は、
会食の席で調理した肉の塊を完璧にさばき、
ゲストに供するべきである。

この本が書かれる頃、1800年代初めですが、
それまでフランスの宮廷などで繰り広げられた饗宴は、
フランス革命によって姿を消し、
節食を迫られる時代でありました。
その間に、饗宴の素晴らしさは失われ、
もてなし、もてなされる技術さえも忘れ去られていったというのです。
料理を切り分けることも給仕することも出来ない接待役は、
優れた蔵書を持ちながら解読できない所有者と同様、名誉に値するものではない。

本文でもこう示されるように、重要な切り分け。給仕。それは芸術であると書かれています。
最も優れたアンフィトリオンは、
七面鳥のロースト(丸焼き)をフォークで突き刺したまま、
テーブルに置くことなしに空中でそれを切り分けるという離れ業まで持っていたというからすごいです。
そこまでいけば確かに、芸術かもしれません。

ナイフを入れる場所、順番まで図解され、解説されるその種類。
牛 仔牛 羊 猪と豚 仔羊と仔山羊 野兎と兎 七面鳥 野雁 若い雌鶏と去勢鶏 鵞鳥 家鴨と野鴨 セルセル モレル ヤマシギとタシギ ヤマウズラ 孔雀 雉 若鶏 鳩 うずら つぐみ ズアオホオジロ イチジククイ 平目 鱒 鯉 川カマス ニゴイ
と、実にすごい数です!

どれもあんまり変わらないんじゃないかと思いますが、
その素材の柔らかさや筋繊維の向きの違いによって切り方が違っていたり、
いかにゲストにとって良い状態で給仕できるかに重きを置いているので、
手早く冷めにくい、肉汁が不用意に出ない、
そして切り分ける様も優雅に行われるように指南しているんです!

当時は流通もまだ十分ではなかったので、
珍しいジビエなどはやはり美食家にも大変稀少で重宝されましたが、
著者のグリモ・ドゥ・ラ・レニエールは、そのプレミアに惑わされることなく、
あくまでも味を重視している点が私にとって面白いところでした。
珍しいだけでやたらと値段の高いペリゴール産七面鳥よりも、
ブレスの若い雌鳥を相応に調理したものの方が一層価値あるものだ、
と言っています。

調理法のほとんどはロースト(オーブンで丸焼き)です。
ですから切り分けが重要となってきます。
ソースも、切り分けたときに溢れる肉汁を使うことが記されていて、
あまり凝ったものではなかったようですね。
しかし、肉汁を料理の味の重要なものとしている点も面白いです。
肉汁が出すぎた料理は、肉のすべてのエスプリが消滅してしまうだろう、
と本書にも書かれています。

現在の料理に応用するのは難しいですが、
その精神は見習うべきだと感じました。
もちろん、細かい図解は大変参考になるでしょう。

さあ、あと2部です。
張り切って読み進みます。

第U部 献立に関する定義と一般基礎知識 !

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2005年07月09日

究極のもてなし哲学

招客必携.jpgみなさんこんにちは!
ようやく復活することが出来ました。
更新がないにも関わらずご訪問くださった方々、
本当に有難うございます。
今日から張り切って書いていこうと思います。

ランキングも気がつけば50位内に入ることが出来ました。
これもみなさんのおかげです。

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今日はちょっとした本をご紹介。

「招客必携」 グリモ・ドゥ・ラ・レニエール著  伊藤 文訳

この本、1808年に書かれた「MANUEL DES AMPHITRYONS(アンフィトリオンの手引き)」
という本の初邦訳本なんです。

著者 グリモ・ドゥ・ラ・レニエールは、
弁護士でありながら、大変な美食家で様々な奇想天外な饗宴を開催して注目を集めます。
1803年には、「食通年間」を創刊。
史上初のパリのレストランのガイド本は、数多くの訴訟を起こしながらも、
人々の関心を集め、彼の名を一躍有名にしました。

そんな人物が書いた、サービスの手引書。
アンフィトリオンとは、食事を振舞う人、接待役の意味です。

とはいえ、200年も前のもの。
現在のサービスに応用できるかはわかりませんが、
サービスの歴史を紐解く上で重要な手がかりがあるかもと思い、
これから読んでみようと思います。笑

テーブルマナーの本ではなく、
真摯な審美眼で美食を芸術としてとらえる本であるようです。
招待者の使命とは?
訪問客の心得とは?
食卓の粋なプロポ(会話術)とは?
哲学書ですね。

というわけで、
読み進めてレポートしたいと思います!
お楽しみに!

第T部 肉の切り分けに関する概論
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2005年06月29日

ムースに見る美食の歴史!

ムースドポワソン.JPGムースとは!
料理にもデザートにも、ムースと名のつくものは多々ありますね。

料理においては、
魚や肉、野菜を細かくすりつぶし、生クリームや卵白を混ぜ合わせて型に入れ、
蒸し焼きにして焼き固めたもの。
デザートにおいては、
チョコレートや果物に、泡立てた生クリームや卵白をあわせ、
冷やし固めたもの。
という定義がされています。

一般的にはデザートを想像するでしょうか。
私も最初はムースとババロアとプリンとゼリーの違いが分かりませんでした。笑
どれもぷるんぷるんしてます。

ムースには長い歴史があります。
17世紀、フランス高級料理が誕生しつつある時代。
ミキサーもフードプロセッサもない時代にムースはすでに存在していました。
フランス料理の歴史はムースの歴史。
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2005年06月14日

原産地表示のガイドライン

今日も暑いです!
明日は雨みたいですが。梅雨って感じですねー。

さて、今日のタイトルはなんだか仰々しいですね。

農林水産省が進めている「外食における原産地等の表示に関する検討会」です。

今まで、原産地表示といえば、生鮮食品と一部の加工食品だけに義務付けられていました。
それが今度は外食産業、いわゆるファミレスや総菜、居酒屋などの飲食店でも、
メニューに原産地表示をしようという話が進んでいるそうです。

日本の食文化は、もはや輸入文化といってもいいかもしれません!
年々増加傾向にある外食産業ですが、
そこで使用される食品の国産の比率は年々低下しつつあるそうです。

BSE問題を筆頭に、一般消費者の食品への安全・安心に対する関心は非常に高くなっています。
これに対して原産地表示は必要不可欠なものになるのは当たり前かもしれませんね。
消費者のニーズに対応して、自主的に表示を進めている企業も少なくありません。

ただ、どうしても問題はあるでしょう。
国産と堂々と書けるならいいでしょうが、
やはり外国産にはネガティブのイメージが強くなってしまいます。
メニューの書き換えによるコストも、大企業では莫大な額になります。
一定の産地から仕入れることも大変です。
同時に偽造表示も増えるかもしれません。

まだまだ検討中ですが、早ければ7月にはそのガイドラインが発表されるそうです。
それによると、あくまでもガイドラインであって、義務化されるわけではないということ。

でもやっぱり表示はすすんでいくでしょうね。
多少割高でも国産のほうがいいという消費者のニーズがある以上は。
結果として、国産食品の需要が高まって、
農業の活性化につながればいいなぁと思います。


グルメランキングです。
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2005年06月07日

調理学校。最先端ではどうなっているのか。

ADF.jpg朝です!
朝から書くのは久しぶりです。
張り切って書こうと思います。

この10年間で、料理人に憧れる人がずいぶん多くなっているそうです。
かくいう私もその一人なのでしょうが、とても魅力的な職業だと思います。

料理人は本来とっても大変な仕事です。
超!肉体労働ですし、時間も長い。そして賃金は安いというのが定石。
体を壊してしまう人も中にはいるでしょう。
浮き沈みの激しい職種ですから、安定しているわけでもないので大変です。

悪意はありませんが、やはりその傾向が強いのは否めませんね。
特に日本では料理人はあまり高い地位ではありませんでした。

しかし、フランスでの料理人は芸術家と同じような感覚です。
非常にクリエイティブで栄誉ある職業といえるでしょう。
王室での饗宴に、料理人が欠かせなかった背景があります。
フランス料理は王宮料理だからですね。

情報網、交通、流通の発達で、今では世界中の文化は融合しつつあります。
フランス料理が日本で本当に浸透し始めてから、
日本での料理人の地位は大きく向上したことでしょう。

料理人を夢見て、専門学校に行く人も多いでしょうね。
いきなり現場に入るよりも、色んな基礎を身に着けることができます。
日本中にたくさんの調理師専門学校があります。

しかし、調理師学校って、何も未経験者だけのものじゃないんです。
世界にはプロが入学する調理学校があります!


行ってみたい!プロの学校!
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2005年06月01日

フランス語が身近になっておりますが

グローバルです!
グローバルは英語ですが、最近フランス語やイタリア語も大変身近です。
テレビやラジオではひっきりなしに登場していますねー。

今日もゴールデンタイムにやっていたテレビ番組で、
ピクニックがフランス語だ、なんていうことも知ってしまいました。ちなみに、

ピクニックの語源は、potluckを意味するフランス語のpiqueniqueです。
Potluckとは食べ物・飲み物を持ちよるパーティーのこと。
19世紀はじめに娯楽を目的にピクニック・ソサエティなる会が、
当時のお洒落な人達(即ち上流社会の人々)によってロンドンで設立されました。


なんて由来があるそうですが。

コンフィチュール。
これも最近メディアでやたらと登場します!
ハイキングは目的地に行く。ピクニックは食事を目的にする。だそうな。。。
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2005年05月30日

続・コンテンポラリー

こないだご紹介した料理王国。
今日はその続きでいっちゃいます。

コンテンポラリー。
現代の、同世代の、というこの単語に迫ります。

コンテンポラリーフレンチ、七つのキーワード。
ライト化・食材の異国間交流・調理法の異国間交流・自然志向・再構築、新解釈・新しいサービススタイル・テクニックからテクノロジーへ。
フレンチにかぎらず、世界中の食文化にこの波が押し寄せているようです。

料理王国レビュー!
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2005年05月08日

コロッケを食べたい

コロッケ.jpg家庭料理シリーズです。
コロッケ。
昨日食べたのでその流れで書いています。笑

スーパーで出来上がっているのを買ってきてしまいがちなんですが、
やっぱり作って揚げたてを食べるのが一番って気がしますね。

家庭の味がよく出てくる料理ですが、
今日はオーソドックスなジャガイモのコロッケ。
懐かしい味で、根強いファンがけっこういますよね。

コロッケ好きといえばコロスケ
posted by koji at 14:04| Comment(2) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月06日

子供たちの味覚が危ない!

なんだかコワいタイトルですが、
難しい話ではありません。
でも、ウソでもありませんのでちょっとお話してみましょう。

みなさんはまだ幼かったころ、
どんなものを食べて育ちましたか?
地元に根付いた野菜だったり、お肉だったり。
それをどんな風に調理したでしょうか。
日本はもともと脂よりも塩分を多く採る国です。

高度経済成長期には、多くの欧米文化を取り組んで、
その食文化も崩れてしまいました。

ここ10年で、ファーストフードやコンビニの普及が爆発的に進みましたが、
価格競争も手伝って、今では庶民の生活になくてはならないものになりましたね。

手軽でおいしいファーストフード。
子供たちも大好きです。
何もファーストフードだけではありません。
家庭で食べる料理も、不思議とそういった味付けになりつつあります。

「食育」という言葉、ご存知ですか?
食育。欧米で進んでます。
posted by koji at 09:31| Comment(2) | TrackBack(0) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月09日

おふくろの味

キッシュに続いて、家庭の味シリーズです。
卵焼きもそうですが、私は肉じゃがも大好きです。

日本でおふくろの味ランキングをつければ必ず上位ランクに入る肉じゃが。
使うお肉に違いがありますよね。

牛肉・豚肉・鶏肉。ベーコンを使うかたもいらっしゃいます。
淡白なジャガイモにお肉のうまみをたっぷりと含ませて仕上げる料理ですが、
家庭によって様々なレシピがあるのでそちらは各ご家庭におまかせします!
ですので今日は、使う具材や分量よりも、作り方のポイントに焦点を当ててみましょう。

おいしいポイント
posted by koji at 00:24| Comment(2) | TrackBack(0) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月06日

無農薬・有機栽培って

jas.gif野菜がブームです!
昨今のヘルシー趣向はやっぱり野菜にも注目されて当然ですよね。

皆さんスーパーなどで野菜を買うときに、
商品の表示などを見て買われますか?

無農薬野菜。有機野菜という言葉が一般的になっています。
大手スーパーや百貨店などでは、
こぞってこれらの商品を並べるようになりました。

ところで、無農薬野菜という表記が平成16年から変わったこと、ご存知でしょうか

野菜ってほんっとにいいもんですね。
posted by koji at 00:22| Comment(1) | TrackBack(1) | フードコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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